(16日、第107回全国高校野球選手権香川大会2回戦 丸亀城西11―1高松一=6回コールド)
この日の第1試合で今大会初の満塁ランニング本塁打が出た。
四回裏2死満塁で丸亀城西の稲田倖己選手(3年)に打席が回ってきた。「(3回に)同点に追いつかれて流れが悪くなっていた。4番として打つしかなかった」
初球、狙っていた変化球を振り抜き、打球は左翼手の頭を越えた。昨年まで投手だった経験から「この場面なら最初はストライクがほしいはず」という読みも当たった。後は無我夢中で走った。ホームに頭から滑り込み、仲間から「ナイスバッティング」と迎えられた。